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2009年10月 2日

2歳の子どもが階段から落ちて顔を打ち、前歯が1本抜けてしまいました。

『2歳の子どもが階段から落ちて顔を打ち、前歯が1本抜けてしまいました。
見た目が気になるので何か方法はありませんか?』

歯みがきすら泣き叫んで嫌がるような小さなお子さまの場合は、歯科治療自体が難しく、お母さまが希望されるような見た目を回復する処置は、現時点では困難ではないかと思われます。
歯科治療では細かな処置が必要ですので、最善の処置をすることを心がけてはいますが、暴れてしまうとかえって危険な場合もあります。

歯科治療がきちんと受けられる年齢に達した段階でおこなうことをおすすめします。
まずは、むし歯予防のために定期健診に通うなど、歯科医院に対する恐怖心を取り除くことからはじめてはいかがでしょうか。

対処法としてはあごの成長を妨げない乳歯の入れ歯(ピン&チューブ)がありますが、前歯の永久歯は6歳~ごろにははえ変わりますので、さほどご心配されずともよいと思います。

転倒して歯を打ち、歯が抜けてしまいました。歯をまた植えられる?

健康な歯が転倒や打撲などで抜け落ちてしまった場合には、抜け落ちてしまった歯を乾燥させないように保存し、素早くご来院ください。
歯と傷口を消毒してから歯を入れて固定し、感染を避けるためしばらくの間毎日消毒を繰り返しながら経過観察します。

いちど抜け落ちてしまった歯が再生されるかどうかは、ご本人の治癒能力、抜け落ちてからの歯の保存状態、治療を受けるまでの時間などによるところです。
残念ながら二次感染を起こし傷口が化膿してしまったときには、抜かざるをえない場合もあります。

こどもでも顎関節症になるのですか?

最近はこどもでも顎関節症が増えているといわれています。
塾や受験のストレス、悪い姿勢や歯並びなど、大人と同じようにさまざまな原因が複合的にあるようです。

顎関節症に歯並びって関係ありますか?

関係あります。
抜歯した隙間をそのまま放置して他の歯の位置が移動してしまったり、むし歯や治療途中の歯をほったらかしにしてしまったりすると、あごのバランスが崩れて関節に負担がかかります。

親知らずを抜くと、痛みや腫れがひどいって聞いたけど?

施術中は麻酔が効いていますので(歯ぐきに炎症があると麻酔が効きにくい場合もあります)痛みを感じることは殆どありません。

2~3日で落ち着いてしまうケースもあれば、痛みと腫れが長引くケースもあります。
痛みは感じ方に個人差がありますし、親知らずの形状や位置、体調などによっても異なりますのでいちがいには言えません。
(一般的には上あごの親知らずよりも下あごの親知らずを抜く方が痛く腫れやすいといわれています。これは構造的な問題で、下のあごの骨には下歯槽管と呼ばれる神経と血管が走っている管があります。親知らずの位置がこれに近いと抜いたときの刺激により痛みと腫れを伴う可能性があります。)

親知らずを抜いた翌日に熱がでました。抜くときは何ともなかったのですが

親知らずの抜歯でお身体は多少のダメージを受けます。

お口の中には細菌が多いので、翌日になって発熱してしまうこともあります。
体調がよくないときや生理中など、体の抵抗力が落ちているときには抜歯を避けた方がよいでしょう。
しかし、きちんと抗生剤や消炎剤を服用し、安静にしていれば回復します。

時間があまりとれません。親知らずを何本か一緒に抜歯できますか?

お身体への負担、術後の痛みや腫れなどを考えると、1本ずつ別々に抜歯されたほうが良いと思います。

インプラントは何か特別なお手入れが必要なのですか?

毎日の生活の中でのお手入れは、天然の歯と同じです。

しかし、そもそも歯を失った原因がむし歯や歯周病である場合は、歯みがき方法などに問題があることが考えられますので、ブラッシング指導にもとづいて毎日きちんとお手入れをされること、定期健診を受けることが必要です。

インプラントの手術は痛くありませんか?

施術中は麻酔が効いていますので痛みは殆どありません。
しかし、顎の骨に穴をあける手術ですから、手術後は痛みや腫れが出てしまいます。

インプラントはどのくらいもつの?

このご質問には「正答がない」というのが答えと言えるかもしれません。

というのは、持病(高血圧、糖尿病、リュウマチ、肝障害、心臓病、がんなど)の有無、歯ぎしり、噛みしめなどの癖の有無、お口の中の環境、喫煙習慣、あごの骨の状態、お手入れの仕方などによってインプラントの寿命は左右され、個人差が大きいからです。

天然歯においてさえ一生もつという保証はなく、個人差があることはご承知のとおりです。
インプラント自体はむし歯になったり破損したりすることはまずありませんが、入れてほどなくインプラント周囲炎などのトラブルを抱えてしまう方もいれば、20年30年ともつ方もいるのです。

歯周病は、人類で最も感染者数の多い感染症です

歯周病は、人類が誕生してから今日まで、一番感染者数が多い感染症なのだそうです

「まさか私が歯周病のはずがない」ではなく、「もしかしたら私も歯周病かも・・・」と感染を疑ってみてください。
歯周病にかかってしまっても、すぐに症状があらわれるわけではありません。
歯周病は、年月をかけてじわりじわりと進行し、初期には自覚症状がありません。
自覚症状が出たころは、もうかなり進行していることがほとんどです。

今からでも遅くありません、いちど検査のためにお越しくださることを願っています。


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