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2009年4月12日
ご自分の口元に、自信が持てますか?
「審美」とは口元を美しくすること。あなたは口元に自信がありますか?
「審美歯科治療ってどういうことですか?」というご質問をよく受けます。
歯科における審美とは、一例をあげると
・ホワイトニングで歯を白くする
・白いかぶせ物で美しく見せる(銀色のかぶせ物を白いかぶせ物に変更)
・歯並び、出っ歯、受け口などを矯正する
・歯ぐきの黒ずみをレーザーで除去する(メラニン色素除去)
といったことによって、あなたの口元を美しく変化させる歯科治療の総称です。
審美歯科の治療方法には、使用材料や治療方法によって数多くの選択肢があります。
ところで、通常の保険治療で使用できる材料には、制限がかけられていることはご存知でしょうか。
たとえば、保険診療でむし歯の治療後のかぶせ物に使用される金属は、12%金銀パラジュウム合金というもので、おなじみの銀色をしています。
年月とともに黒ずんでしまい、見栄えの悪いことが最大の欠点で、この銀色のかぶせ物が目立ってしまうことを気にされている方が、非常に多いのです。
仮に、あなたの目の前に銀色のかぶせ物を多数つけた方がいるとします。
銀色のかぶせ物が目立つ方の口元に、あなたはどんな印象をもつでしょうか?
あまり好印象はもてないのではありませんか?
では、かぶせ物が全て金だとしたらどうでしょう。
「この人は歯にお金をかけているお金持ちなんだな。」と感じるかもしれませんね。
では、全て白いかぶせ物で、一見しても治療後とは判別がつかないようにきれいにしていたらどうでしょう?
「歯が白くて清潔感があって素敵だな。健康で、お手入れをきちんとしている人なんだな。」というイメージが強く残りませんか?
全てのケースで、きちんとむし歯の治療は終えています。
しかし、かぶせ物ひとつでその人物に対する印象が大きく異なってしまいます。
芸能人など人前に立つ機会の多い人は、好印象を得るために口元に非常に気を配っていることはみなさんご存知かと思います。
口元は、自分自身では見えませんが、他人からは意外と目につきやすいものなのです。
美しい口元を手に入れるためには、保険の適用範囲内でおこなえるクリーニングや治療もありますが、病気の治療ではありませんので、ほとんどの場合は残念ながら保険の適用はありません。
しかし、歯は毎日食事のたびに使い、人前では否が応でもさらさねばなりません。
また、余談ですが、保険診療で使用する金属と保険外の治療で使用する金属では、同じ"金属"のかぶせ物でも実は貴金属(金やプラチナなど)の配合割合が異なります。
毎日ずっとお口のなかに入っているものですから、貴金属の割合が高い保険外の金属のほうが金属アレルギーを起こしにくくなりますし、天然歯の硬さに限りなく近づけることができますので、当然噛み心地が良くなり、他の歯やあごへの負担が少なくてすみます。
実際に、私自身が以前に治療を受けてかぶせた保険外の金合金は、30年近く経った今もそのまま健在です。
もし私自身や家族がむし歯になり、あらたにかぶせ物をすることになったとしたならば、私は迷わず保険外の治療を選択します。
長い目でみればそれが一番良いと実感するからです。
高価なブランド品や高級車を所有したり、海外旅行に出ることも生活を豊かにするかもしれません。
でも、限られた支出の中で選択するとすれば、いずれは消耗してしまう物品を購入するよりも、健康的な美しい口元で永い年月を過ごすほうが、ずっと価値があると私は感じますが、いかがでしょうか。
当院の審美歯科について
■カウンセリング
審美歯科治療で満足のいく結果を残すためには、カウンセリングが重要です。
あなたのお話をよく伺い、患者さんの希望に沿っていて、なおかつ適切だと思われる治療方法について複数のプランをあげてご説明します。
どのような治療の場合でもでもそうですが、審美治療にもメリットとデメリットがあります。
このカウンセリングの段階で、その治療のメリット、デメリットはもちろん、明確な費用の提示、使用材料に関するご説明などもおこなっています。
また、プランの提示を受けたからといって、その場で答えを出す必要はありません。
ご自宅で落ち着いて考えてから、あるいはご家族に相談されることも必要かもしれません。
あなたが、「やはり審美治療は受けない」という選択をされることも尊重しています。
永く毎日付き合うご自分のお口のことですからじっくりと考え、それから結論をだされるとよいでしょう。
■アフターフォローと保証
審美治療を終えた後も、予防とお手入れを兼ねて、定期的にお口のクリーニングと口腔内のチェック(健診)をおこないます。
万一、治療箇所が破損したりした場合は、当院が定める保証期間内であれば無償で作り直します。
長期に渡りあなたの生活を支えるものですから、当院ではこだわりと責任を持ってあたっています。
当院と提携している歯科技工士も職人気質で、常に最良の技工物を製作するように心がけています。
当院では常に、「患者さんが、もし私自身や家族であったら・・・」という考えに基づいて、あなたの治療にあたっています。
■金属アレルギーの心配がありません
金属アレルギーのご心配がある方には、使用材料に金属を一切使用しない(メタルフリー)治療方法もご用意しています。
審美治療の流れ
審美治療の基本的な治療の流れ
審美治療は、あなたのご希望、歯やあごの骨の状態、ご予算などによりさまざまな方法がありますが、ここではどの治療にもあてはまる基本的な流れをご紹介します。
【1:検査・診断】
レントゲン撮影や、むし歯や歯周病などのお口の中全体の診査などを行って、根本的な病気の有無を診査します。
むし歯や、歯周病といった病気がある場合には、審美治療をおこなう前にそれらの治療を終えることが優先になる場合もあります。
【2:カウンセリング】
あなたと歯科医師とで、あなたがどのようなことが気になっているのか、どのようにしたいのかなどをしっかりと相談します。
あなたのお話をじっくりと伺い、検査結果から判断して、選択可能なプランを複数提示いたします。
・その治療法の手順
・その治療法のメリットとデメリット
・治療回数・期間
・費用
などについてご説明しますので、きちんと納得のいく説明を受けてから審美治療を受けることがとても大切です。
疑問点は、遠慮なさらずにどんどん質問してください。
もちろん、この段階で「やはり審美治療は受けません」と判断することも選択のひとつですので、当院ではあなたのお考えを尊重いたします。
【3:必要に応じて、むし歯や歯周病などの治療】
歯石などのお口の汚れのクリーニング、むし歯や歯周病の治療が必要な場合は、審美治療の前にそれらをおこないます。
お口の中の病気の治療をきちんと終え、それからはじめて審美治療がスタートできるのです。
当初は審美治療をご希望されてはいなかったけれども、むし歯の治療途中に、「やはりかぶせ物を白くしたいのですが」と言われるかたも多くいらっしゃいます。
そのような場合には、むし歯の治療開始後、歯の根の治療(根管治療)が終わるときまでであれば、治療途中でも審美治療に切り換えることが可能です。
当院では念のため、審美治療のご希望をお申し出いただいていなかった方へも、審美治療へ変更可能な段階で「かぶせ物はどういたしますか?」と再度確認させていただいております。
金属アレルギーのないかぶせ物(メタルフリー)や白いかぶせ物をご希望されたり、あるいはいくらかでも治療途中で興味を持たれたのであれば、歯やお口の状態から判断して、あなたに適した複数のプランのご提示とご説明をいたします。
【4:審美治療】
お口の中が健康な状態になりましたら、審美治療をおこないます。
【5:審美治療終了】
仕上がりを確認します。
色や形にご満足いかない場合は、具体的に気になる部分について歯科医師にお伝えください。
【6:アフターフォロー・定期メインテナンス】
万一、治療箇所が破損した場合は、それぞれの審美治療ごとに当院が定める保証やアフターフォローがあります。
また、いちどきれいになっても、それまでと同じお手入れや生活をしていては元に戻ってしまうこともあります。
そのため、定期的(通常およそ3~6か月ごと)にお口のクリーニングと口腔内のチェック(健診)、必要に応じてご家庭でのお手入れ方法についてのアドバイスを受けてください。
この治療後の定期クリーニングと口腔内のチェック(健診)は、審美治療の美しさを保つだけではなく、むし歯や歯周病の予防効果があり、お口の健康を維持するためにも非常に大切で欠かせないものです。
当院のホワイトニングについて
「歯を白くしたい」というご希望は、近年ますます増えています。
誰もが憧れる、白く輝く歯。歯を白くする方法には以下のようなものがあります。
■ホワイトニング
・オフィスホワイトニング ⇒オフィスホワイトニング詳細な説明ページへ
■つめ物、かぶせ物を白いものに変更 ⇒むし歯治療のページへ
・エステニア
・ポーセレン
・メタルボンド
・ジルコニア
■クリーニング ⇒予防歯科のページへ
・PMTC
・エアフロー(エアフローよりもやさしい力で洗浄するクイックジェットという機器もあります)
※当院では全て保険適用でおこなうことができます。
■ラミネートべニア
ラミネートは"薄い"べニアは"板"という意味で、「ラミネートベニア」とは具体的には歯の表面をごくごく薄く(0.3mm~0.7mm程度)削り、その上に薄い板状のセラミックを接着させるホワイトニングの方法のひとつです。
前歯など目立つところに向いており、ネイルアートで用いられるつけ爪のようなイメージです。
通常は麻酔の必要もなく歯の神経の治療もする必要がないので、治療回数も2~3回で済みます。
先天的に歯の色が悪かったり、歯の表面がエナメル質の形成不全ででこぼこしている場合などや、歯の形を整えたり、歯の隙間を矯正治療以外で早期に改善したいときなどに有用な方法といえます。
短期で簡単にホワイトニングできると同時に、歯並びを良くしたり歯の形をきれいにすることができます。
セラミックスは天然歯と見分けがつかない質感をもち、色を選ぶこともできますし、
変質しませんのできれいな見た目がいつまでも変わりません。
■歯ぐきの黒ずみの除去
歯の色だけではなく、歯ぐきの黒ずみが気になる方もいらっしゃいます。
この黒ずみは、メラニン色素が粘膜へ沈着したため、あるいは治療した歯に使用した銀合金の金属が歯ぐきに入り込み沈着した(メタルタトゥー)ためによって起こります。
レーザーを歯ぐきの黒ずんだ部分に照射し、色素の沈着した表層の細胞のみを蒸散させ、色素のない細胞を新しく再生して、健康的なピンク色の歯ぐきにします。
ただし、将来的に再発する可能性はあります。
⇒レーザー治療のページへ
※注意! 次の方はホワイトニングができません。
・重度の歯肉炎・歯周炎の方
・重度の知覚過敏の方
・妊娠中・授乳期の女性の方
・呼吸器疾患を持った方
・重度の変色歯の方
審美・ホワイトニングでよくある質問
審美治療にはたくさん治療方法があるようで、自分には何がいいのか分かりません。
保険を使ってきれいに治したいのですが・・・
ホワイトニングではどのくらい白くなりますか?
ホワイトニングの効果はどれ位続きますか?
ホワイトニングで、治療してあるかぶせ物も白くなりますか?
タバコのヤニをきれいに落としたいのですが・・・
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