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2009年10月23日
歯科医院で定期的に予防をしていれば虫歯や歯周病にはならないの?
当院では、あなたのお口の状態をよりよい状態にするための努力を怠りません。
定期的にお口のクリーニングを行い、あなたの現在の状態を把握していただき、口腔内の衛生・健康状態を審査し、改善方法をご指導します。
わからないことや、疑問に思われることがあればどんどんお気軽に質問してください。
丁寧なご説明を心がけております。
しかし、他の病気と同じように、虫歯予防、歯周病予防は決して歯科医院だけで行えるものではなく、ご本人との二人三脚で作り上げていくものなのです。
あなたの毎日の食生活の改善や歯磨きなどのお手入れも欠かすことができないものです。
一生ご自分の歯で健康にすごされるために、ご協力をお願いいたします。
おやつをたべると虫歯になるの?
菓子類などの甘いものだけが虫歯の原因ではありません。
何であれ口の中に食べ物が入ると、口の中は酸性になり、食後は唾液の洗い流す作用によってまた口の中は中性に戻ります。
問題は、1日のうちに酸性になっている時間がどれほど長いかということなのです。
ここに20グラムのチョコレートがあるとしましょう。
このチョコレートを一度に全部食べてしまうのと、5グラムずつ朝・昼・夕・夜4回に分けて食べるのでは、後者のほうが圧倒的に虫歯になりやすくなります。
一度酸性になってしまった口の中が中性に戻るためにはある程度の時間が必要です。
一番怖いのは、だらだらと少しずつずっと食べ続けることです。
(私個人としては、口の中で長持ちしすぎるキャンディーやソフトキャラメルなどの飴類は特に虫歯の元と考えています。こどもがぐずったら飴を与える、という習慣だけは避けたいものです。)
お菓子を食べても良いのですが、虫歯にならないためにはだらだら食べず、食べた後は必ず歯磨きをするようにしてください。
乳歯はどうせ生えかわるんだから、虫歯を治さなくてもいいじゃないの?
確かに乳歯は生え換わり、いずれは抜け落ちてしまいます。
しかし、乳歯の根の下には既に永久歯が存在していて、日々成長していますので、乳歯の虫歯は放置しておくと永久歯にも影響を与える場合があります。
乳歯の虫歯が進行すると、乳歯の根の部分が炎症を起こしたり、化膿したりします。
すると永久歯は、その部分から逃れようとして違う方向に進みはじめ、生えてきたら歯並びが悪かったということもあります。たとえるなら、植物の種を植え、その上に石を置いておくとそこを避けて芽を出すのと同じことです。
また、乳歯の時期に虫歯が多いのに永久歯になったら虫歯がなくなるということはまずありません。
まず、乳歯の時期から将来の永久歯を見越して虫歯にならないように予防習慣を身につける、
そしてもしも乳歯に虫歯ができてしまったら、適切な治療を受けることが肝心です。
噛み合わせって大切なの?
噛み合わせは非常に重要です。
噛み合わせを崩してしまう原因には、歯並びの悪さ、ご自分では気づかない噛みしめ・歯ぎしりなどの癖などがあげられます。
噛み合わせが狂ってしまっていると、頭痛、慢性疲労、肩こり、腰痛など様々なトラブルが起こる可能性がありますし、特定の歯にばかり力が掛かってその歯が痛んでしまったり、虫歯になりやすくなったりします。
虫歯を治療したところがまた虫歯になったのですが・・
一度虫歯の治療を終えてしまえば、もうその個所は虫歯にならないと思っている方がいらっしゃるのですが、適切なお手入れを怠ればもちろんまた虫歯になります。
治療を終えたときこそが、次にまた虫歯にならないために予防を開始するときなのです。
歯周病は治せるの?
歯垢や歯石が歯に付着した状態が続くと、そのために歯ぐきが炎症を起こして歯肉炎になり、やがて歯ぐきが腫れ、血や膿が出たり、口臭がひどくなったりします。
そして歯周病の最終段階では、放置され濃縮された歯石から毒素と酸が発生して、歯を支えている歯槽骨という骨をじわじわと溶かし、歯が抜け落ちてしまいます。
理論上では、歯みがき・歯石の除去などのお手入れが適切で、口腔内の状態が良ければ、歯槽骨が年0.2㎜回復し、口腔内が不衛生であると年に2㎜喪失するといわれています。
つまり、適切なお手入れと、歯周病の危険因子(歯石、喫煙など)をどれほど排除できるかということが、重要になってきます。
虫歯は絶対に削らないとだめなの?
初期の虫歯であれば、虫歯の進行止めの薬を塗って様子を見ます。
注意を払って適切な歯みがきをするなど毎日のご家庭でのケアをきちんと続けることと、定期健診を受けることで進行をくいとめることができます。
しかし、ある程度大きくなってしまった虫歯は進行を止めたり、元に戻すことは不可能ですので、虫歯治療を行わなければなりません。
やはり、虫歯ができないように予防する、ごく初期で虫歯を発見して対処することが大切です。
歯の根の治療はどうして時間・回数がかかるのですか?
進行したむし歯の治療の際に、歯の神経を取り除いたときにおこなう「歯の根の治療」(根管治療)は時間も回数もかかります。
狭い根の管の中の神経をきれいに取り除き、洗浄と薬の塗布を繰り返して炎症(むし歯菌などにより根の管では炎症が起こっています)を治めなければなりません。
標準的な目安として、おおよそ1週間に1回の通院で4~5回の通院が必要です。
ただし、歯の根の形や根の本数には個人差があり、根が曲がっていたり本数が多かったりした場合、あるいは症状が悪く、治療を開始したときには既に歯の神経が腐ってしまっていて、歯の根の先端部分に膿が溜まってしまっている場合などはより通院回数が必要になります。
「1週間に1回の割合で4~5回ほどかかります」とご説明すると、「では5日連続で通院しますので早く終わらせてください」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、残念ながらそのような治療は不可能です。
例えば、足をねん挫して腫れあがってしまい、湿布を貼るとします。
「1日に1回湿布を交換して1週間ほどで治ります」と医師に説明され、では早く治したいからと1日に7回湿布を交換しても1日では治りません。
炎症が治まるまでには時間が必要です。
歯の根の治療も同じことなのです。
また、歯の根の治療をしている途中に風邪などで抵抗力が落ちてしまい、炎症が悪化して治療回数がより必要になる場合もあります。
それから、歯の根の治療中は絶対に守らなければならないことがあります。
それは"決して中断しない"ということです。
まれに、治療途中で「痛みが落ち着いたからもう大丈夫」と自己判断で通院を中断されてしまう方がいらっしゃいますが、それは大きな誤解なのです。
痛みが引いても治っているわけではありません。
炎症が小康状態になり落ち着いているだけなのです。
根の治療を途中で中断してしまうと、いずれ必ずより悪化してぶり返してしまい、本来必要であった治療時間よりも更に多くの治療時間を要する結果が待っています。
歯の神経の治療って何ですか?
「歯の神経」とは歯の中心部にある、歯へ栄養供給をしている組織のことで、正式には「歯髄」(しずい)という名称です。歯髄は体にある神経とは形が多少異なり、1本の繊維ではなく細かい繊維の集合体です。
その集合体を、わかりやすいように「歯の神経」と呼んでいます。
むし歯が進行して深くなるにつれ、しみたり痛んだりするのはこの歯の神経が刺激を受けているからです。
歯の神経は、ひとたび細菌に感染してしまうと、ほぼ必ずと言っていいほど死滅して腐ってしまう繊細な組織です。
ですので、むし歯が神経に達してしまっている場合には、痛みをとるためだけではなく、細菌の感染がより奥に進まないように歯の神経を取り除く処置をおこなわねばなりません。
この、歯髄を取り除く処置のことを"歯の神経の治療"と呼んでいます。
電動歯ブラシは、手でみがくより効果があるの?
最近の電動歯ブラシは非常に高性能です。
手でみがくよりも効率よく歯垢などの汚れを取り除くことができます。
ただし、正しい使い方をしていれば、という前提のもとです。
どんなに優れたものでも、間違った使い方では本来の効果は期待でません。
(当院で販売している電動歯ブラシは使用方法の説明DVDがついたものもあります。)
電動歯ブラシを使用する際には、その性能を最大限生かすために、正しい使い方をよくご理解いただいたうえでご使用ください。ご不明な点は歯科衛生士がご相談に応じます。
歯が悪いのは体質や遺伝だから仕方ないですよね?
確かに体質、遺伝も関係することはあります。
歯並びなどは骨格的な遺伝要素が強く出る場合がありますし、歯周病の進行の早さにも遺伝的要因が絡んでくることがあります。またある種の病気は遺伝的要素が絡んできますので、持病により口腔内の状態が不衛生になりがちになることもあります。
しかし、一概に歯が悪くなるのは、体質や遺伝のせいばかりとはいえません。
むし歯も歯周病も細菌の増殖が原因で起こります。
多くの場合は、お口のお手入れが不十分であったり間違っていたりすることによって細菌の増殖が引き起こされています。つまり、体質や遺伝のせいにして、正しいお手入れをおこなっていないケースが非常に多いのです。
正しいお口のお手入れの仕方を、いちどプロに教わってみてはいかがでしょうか。
当院では予防プログラムの中で、正しいお手入れ方法のご指導もおこなっております。
また、歯並びやかみ合わせの悪さは、むし歯や歯周病を悪化させてしまいます。
当院には矯正の専門医もおります。矯正のご相談は無料でおうけしております。
2009年10月22日
知覚過敏とは?
「知覚過敏」(ちかくかびん)は、正確には「象牙質知覚過敏症」(ぞうげしつちかくかびんしょう)といいます。
知覚過敏の症状の特徴は、冷たい物を飲食したときや歯みがきのときなどに、一時的に「キーン」という鋭い痛みがあり、しかもその痛みは一過性で持続しないことが多いことです。
また、「楔状欠損」(くさびじょうけっそん)という、まるで「楔(くさび)」のように歯の根元が削れてしまっている状態が多く見られることも特徴のひとつです。
逆にいえば、何も刺激をしていないのに歯が痛んだり痛みが長引くような場合は、知覚過敏ではなく、歯髄炎、虫歯など他の病気が疑われます。
痛みの感覚は個人差がありますが、痛みが日常生活に支障をきたすようであれば治療が必要と思われます。
【楔状欠損の症例】
2009年10月20日
お子さまの予防クラブ『こども歯っぴーくらぶ』
【こども歯っぴーくらぶとは?】
おこさんが「歯をきれいにしたい!」という意志と「歯は大切!」という認識を持って、むし歯・歯肉炎の予防をするため、自らすすんで楽しく通うことを目的とした大石歯科クリニック独自のクラブです。
【こども歯っぴーくらぶでは何をするの?】
おおよそ3ヶ月ごとの定期健診 ・みがき残し、虫歯、歯肉炎、歯並び、歯やあごの成長のチェック
・歯みがきや食生活の指導
・歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングなど虫歯予防処置
・高濃度フッ素の塗布
・シーラント処置 など
その他その時に必要と思われる処置
(※定期健診の間隔は各自のお口の状態によります)
大人(高校生以上)のための予防クラブ『歯ートフル倶楽部』
【歯ートフル倶楽部とは?】
歯周病、虫歯、その他口腔内疾患の予防をご希望の方のための、大石歯科クリニック独自の倶楽部です。
原則すべて健康保険適用でおこないます。
現在すでに虫歯や歯周病などのお口のトラブルがあっても入会できます。
【歯ートフル倶楽部では何をするの?】
虫歯・歯周病予防のための定期健診・定期クリーニング
・みがき残し、虫歯、歯歯周病などのチェック
・歯みがき方法や食生活の指導
・歯科衛生士によるPMTC(プロフェッショナルクリーニング)で、プラーク・歯石・着色の除去
・義歯メンテナンス など
その他、その時に必要と思われる処置
(※定期健診期間の間隔は、各自のお口の状態やご希望によって変わります。)
入会にあたって
【入会資格】
歯の生えてきた乳児から中学生までの、大石歯科クリニックに通うお子さまならどなたでも入会できます。現在すでにむし歯などのお口のトラブルがあっても入会できます。
※中学校卒業時に自動退会となり、ご希望により「歯ートフル倶楽部」へ移行します。
【入会金・年会費および自治体助成制度の適用】
入会金・年会費などは一切無料です。
※デンタルノート(検査・治療記録用ノートです)代300円のみご負担下さい。
こども歯っぴーくらぶでは特にご要望がない限り原則全て保険適用で行いますので、各自治体の助成制度が適用されます。
【例・さいたま市】「さいたま市子育て支援医療費受給資格証」の提示で窓口でのお支払いも全て無料になります。
【入会時にお渡しするもの】
・クラブ会員証シール(診察券に貼ります)
・歯っぴーくらぶデンタルノート
・スタンプラリーカード
・「こども歯っぴーくらぶのごあんない」冊子
入会にあたって
【入会資格】
高校生以上の大石歯科クリニックに通う方であれば、どなたでも入会できます。
【入会金・年会費および自治体助成制度の適用】
入会金・年会費などは一切無料です。
※デンタルノート(検査・治療記録用ノートです)代200円のみご負担下さい。
歯ートフル倶楽部では、特にご要望がない限り原則全て保険適用で行いますので各自治体の助成制度が適用されます。
ご来院の際に健康保険証と共に受給資格証等をご提示ください。
【入会時にお渡しするもの】
・倶楽部会員証シール(診察券に貼ります)
・歯―トフル倶楽部デンタルノート
・口腔写真・レントゲン画像保管用ファイル
・ポイントカード
特典
予防プログラムを楽しんで続けて頂くために、特典をご用意しています。
★検診のたびにスタンプがたまってプレゼントがもらえます!
★院内販売品を倶楽部会員価格で購入できます。
★次回来院日時お知らせハガキを送付いたします。
★その他、不定期ですが、キャンペーンのご案内等をさしあげます。
(※特典は予告なく変更する場合があります。)
特典
予防プログラムを楽しんで続けていただくために、特典をご用意しています。
(※特典は予告なく変更する場合があります。)
★来院するたびにポイントがたまります。
一定ポイントたまりましたら、院内販売品のご購入の際に使える金券を差し上げます。
★院内販売品を倶楽部会員価格で購入できます。
★次回来院日時お知らせハガキを送付いたします。
★その他、不定期ですが、キャンペーンのご案内等をさしあげます。
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